抜歯窩の骨造成

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前回抜歯の出血の話をしました。

歯を抜いた後、どうなるかと言うと、もちろん、抜けて穴が開いたままではなく、骨が出来て傷は治っていくのですが、元通りになるかと言うと・・・

骨の薄いところは吸収されてなくなっていきます。

たとえば上顎の唇側(上の前歯の唇側)の骨は2mmくらいかな?薄いので抜歯すると吸収されてほぼなくなってしまします。

抜歯をした後にインプラントなどの処置を考えている場合、インプラントを植えようと思っても骨の厚みが無くて植えられないと言うことが出てくるわけです。

もちろん、骨を再生させる方法はあります。ですがそれには骨を覆う粘膜が必要です。

粘膜の中の骨を増やすとそれを覆うために粘膜を薄く剥いで延ばしてくる(減張切開)をして持ってくる方法を取ることが多いです。薄く剥ぐので延ばした粘膜は元よりも薄くなってしまいます。
そのため粘膜を移植したりといった方法も取ります。

しかし、抜いたときに骨が吸収されるのを抑えることが出来れば粘膜もそのままの状態を維持できるのですごく良いです。

それで抜歯のときに骨を吸収しにくくする方法、あるいはそのときにある程度骨を造成する方法というのがあります。

それがソケットオギュメンテーション(ソケットプリザベーションとも言っていました)といわれる方法です。

youtubeにずいぶん前に載せてるので雰囲気だけでもどうぞ・・・

抜歯窩の骨造成手術

自費治療になりますが(4万円税別)もし将来的にインプラントを考えたいとか、入れ歯を入れられる方も骨があるほうが入れ歯も安定しますのでお奨めです。

抜歯される方はぜひご相談ください。

 

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