大リーグ、マリナーズのディー・ゴードン内野手が28日付の地元紙「シアトル・タイムズ」に21日に行われた今季開幕第2戦(東京ドーム)でイチロー選手と抱擁した写真を大きく使った全面広告を掲載していました。
「THANK YOU , ICHIRO.」の見出しでイチロー選手への惜別の思いをつづったものです。
大リーグでは球団を去る選手が地元紙に広告を載せて、ファンにメッセージを贈る習慣があるそうですが、引退する選手に対して別の選手が惜別の広告を出すのは異例だということです。
そのメッセージをネットのニュースで読んだのですが、ほんとイチロー選手が憧れであり、友人であり心の支えであった気持ちを素直に綴った良い内容で、チョットほろっとしました。
粋なことをするもんですね。
なかなか人への思いを綴って文章を書くことってないですよね。
でも伝えることってすごく大切だと改めて思いました。
「思いを伝えることは思いを巡らす以上に難しい」そんな気がしました。
話は変わりますが、昔の現代国語の授業って今思うといったい何を習ってたのかな・・・私の場合、いまいち思い出せません。
そのころから「本を読め!」と言われてはきましたが、何のためにという問いに答えてくれる人もいませんでした。
どちらかと言えば、文学小説よりもハウツーものと言うか、「なんとかの科学」とか、理屈を書いてある本ばかり読んでいた気がします。小説など何のために読むんだろうと思っていました。
今思えば本を読んでその表現を学べってことだったのかもしれませんね。
本を読むということは、いろんな表現方法を読んで理解し、そういう表現方法があることを学ぶことなんじゃないかと・・・
そして表現の幅を拡げることが狙いなんじゃないかと思います。
そしてそれを真似て使って、人に正しく、正確に、また時にはちょっと小粋に伝えるために必要だったことなのかなと思います。
なかなかそこまで教えてくれる人もいなかったですし、
「何のために学ぶのか?将来は世界に出るので英語しか要らん!」とさえ思っていたガキの頃でしたから。
人との出会いというのは、本当に大切だなと思います。
良い師に巡り合えて学べたら、と思えたころには最年長になってしまっているのかもしれませんね、笑。