最新機器について
いろんな最新機器が出てきてますが、例えばCTですがCTを取れば外から見えなくても体の中の骨の状態を見ることができます。
骨がどれだけあるか、どういう形で欠損しているかを手術の前にシュミレーションすることが出来ます。
最近ではそれを使って外科用のステントを作製して粘膜を剥離(はがさないで)しないでインプラントの埋入オペをしたりすることも紹介されています。
なるほど便利なのですが、本当にまったく実際の様子と同じなのかと言うとそうでもない場合があります。
なぜそのようなことが起こるのか? まあ撮影のときのちょっとしたセッティングや微妙に動いたなどいろいろあるんでしょうが、結構開いてみると様子がCTと違うこともあるようです。
それほどミリ単位で合ってるかと言うと実感としてそうでもありません。もちろんものすごく参考にはなります。
ですがそれをまったく信用して確かめずに目隠ししてても出来ると言う風には思えません。
骨の欠損についてもまったく無いように映っていたものが実際には薄い骨がかろうじて残っている場合などがあります。そのときはラッキーですが、(笑)意外に機械任せはいかんなぁと思ったりします。
結局は何でも出来る経験と技術の研鑽が必要だなと思う今日このごろ。
ドラマのブラックペアンじゃ無いですが、機械だけじゃどうにも成らないこともあるんですね。誰でも出来ると思ったら大間違いなのを若い人たちにも教えないとダメですね。
業者はどういうかわかりませんが、すべてを鵜呑みにしないようにしないといけません、データより目の前の現実が真実なのですから・・・
もちろん、なぜそういうデータが出たのか精査する必要は常にありますけどね。
その積み重ねですね。