最近テレビも今までのドラマが終わり新しいドラマが始まるまでの特集番組が多いですよね。
先日、昭和の歌謡曲の知られざる裏話などを交えた特集がありました。
昭和の歌謡が懐かしくてついつい見入ってしまいました。
そこに武田鉄矢さんが出てられて、名曲「贈る言葉」についてのエピソードなどを話されていました。
「贈る言葉」は卒業の歌なんかじゃなくて実は女性にフラれたときのことを歌にしたものだとか・・・
「歌詞なんて自分に起こったこと、経験したことじゃないと書けねーよ」なんてことをおっしゃってました。
確かにそうだなと妙に納得したりしました。
他にも「人は悲しみが多いほど人には優しくできるのだから・・・」の歌詞は実は太宰治の本からヒントを得たなど面白く興味深いお話をされていました。
作詞されるときにいろいろな言葉、表現をあちこち探す作業があって、それをかき集めて自分の体験談などを思い描きながら歌詞にしていくそうです。
また、ユーミンさんなどは自分とは違った品のある上流階級の人なので、自分にない表現方法、言葉を持っているので脅威だと、同じような言葉は浮かばないとおっしゃっていました。
確かに人は育った環境や話していた言葉、読んでいた本や、聞いていた曲、影響を受けた人の言葉などで自分の表現力、言葉を作っていくように思います。
そんなことを考えていると、もっといろんな本を読んでいろんな表現を覚えて、人と話すプレゼン能力を付けておけばよかったと思います。
でも当時はただ本を読めとしか誰も教えてくれなくて、なぜ読まないといけないかと言うと「有名な本だから」とか「文学的だから」とか・・・どうも必要性を感じなかった説明しかもらえませんでした。
あっ!別の話ですが「本を読む」ということで思い出したことがあります。小学校の時に感想文を書いてひどく怒られたことがあってそれから一切作文の宿題をやってこなかったのを思い出しました。笑
その当時の先生がすごく酷くて、どうして感想文を書いて怒られたのか思い出せませんが、ほかにも音楽の時も悲惨なエピソードがあります。今でいうパワハラですね。
その当時私は歌うのが大好きで声がやたら大きかったのですが、「うるさい!大声で歌うな!他の子の声が聞こえない!」と怒られて・・・
それからというもの、一切歌わず口パクで学生時代を過ごしました。
もったいないことをしたものです・・・ほんと今考えても腹が立つし悔しいし・・・ひょっとしたら歌手になってたかもですもんね。笑
冗談はさておき、話がちょっと逸れましたね。
本題に戻ります。
本を読むことは今からでも遅くないし、これから同じような疑問を持っている若い人たちには声を大にして言いたいですね。
「本をたくさん読みましょう。」
「また、歌もいろいろなジャンルの人の歌を聴きましょう。素敵だなと思う歌詞があれば口ずさんでその表現を覚えましょう。」
いろんな人の話に耳を傾けて、素敵だなと思った表現は「いつか使おう」と心にとどめておきましょう。
そして心の情景なり、内に秘めた心情なりを表現する術を身に付けてください。きっと、社会に出ても役立ちます。
商談にしても、新しい企画の説明にしてもプレゼン能力は必須です。
心に染み渡る表現は時として人の共感を得て心を大きく揺さぶり感動を与えてくれます。
時に人を勇気づけたり、傷ついた心を癒やしたりする力を持っているのです。
素敵な歌を聴いたときに、もちろん歌声も関係しますけれど、その歌詞に共感することがあると思います。
そんな表現を一つでも使えたら幸せだと思いませんか?
なんだか書いていて先の短いジジイの戯言のように思えてきました。笑
まあとにかく、たまには本も良いもんだから読みましょうというお話でした。
・・・あれ?そうだっけ?笑