弥生町のソープランド街、ロイヤル女子寮の向かいというディープなところにある鉄板焼きのお店です。
実はもともとの中ちゃんはもう亡くなってしまって、そのお店の権利とレシピを引き継いでやられてるそうです。
昔の中ちゃんは私が学生のころからの付き合いでしたので30年ほどだったでしょうか、10年通ってやっと話をしてくれるようになったような、そんな近寄りがたい、でも、常連になってからは温かい笑顔の素敵な大将でした。
そんな思い出もあることから中ちゃんが入退院を繰り返してもお店をやられていた時も通っていたのでその思い入れが強く、
亡くなられたときは思い出の詰まったとっておきの場所がなくなってしまった失望感が大きく、別の人がやられてるお店には行く気にはなれなかったのが正直なところでした。
そのため新しくなってから一度も行ったことはなかったのですが、同僚の先生に誘われたので何年かぶりに足を踏み入れたという次第です。
昔と比べてずいぶんと拡張されて広くなっていました。
中ちゃんと言えば「ウニクレソン」と言われるくらい昔から有名で、今でこそ「ウニほーれん」なるものが出ていますが、もともとは「ウニクレソン」がはじめじゃなかったかと思っています。たっぷりのバターと醤油でサッとソテーしたクレソンにウニをサッと合わせてカリッと焼いたバケットに乗せていただきます。
昔と変わらず美味しかったです。
次は煮込み。これは昔と違ってちょっと具が上品になっていました。でも美味しさは変わらず、唐辛子をいっぱいかけていただきます。
アワビのバター焼きです。アワビに小麦粉を振りかけてバター醤油で味付けます。
昔ほどのボリュームはさすがにありませんがまあ美味しく頂きました。
この調子で牛タン
ステーキもいただきました。
ガーリックがきいた味付けで美味しくなつかしかったです。
昔の思い出もあってどうしても比較してしまいますが、昔を懐かしめるには十分な味でした。
またフラっと寄せていただこうと思います。
壁に貼ってある中ちゃんのポスターを眺めながら乾杯するのもそろそろ良い時期かと思いました。