昨日、4月25日は尾崎豊さんの命日でした。
フジテレビ系『直撃!シンソウ坂上』(後9:00)で、27年前の4月25日に26歳という若さでこの世を去った伝説のロック歌手・尾崎豊さんを特集していました。
尾崎の世代ではないんですが、(もうちょっと年取ってますので・・・笑)
それでも亡くなってからですが尾崎の熱烈なファンの方とお話しすることが結構多くて、またテレビの主題歌などで使われてから聴くようになって、それから好きになった感じです。
今聴いても素晴らしい曲ですね。
テレビでは「15の夜」の歌詞の出来上がるまでの変遷を、尾崎が亡くなるまで支え続けた音楽プロデューサー・須藤晃さんのお話をまじえて説明されていました。
すぐにオッケーが出てできた曲じゃなかったんですね。知らなかった。
「OH MY LITTLE GIRL」の貴重なデモテープ音源も公開されていました。
歌詞が全く違った形だったんですね。
曲名も「となりのリトルガール」
こんなにも さわがしい町なみを通り抜けて
この教室にたどりつくまで 何を考えていたのさ
声の小さな君だから 教室じゃ おとなしすぎて
目立たないのさ まして町中じゃ もみけされてしまいそう
となりのリトルガール 君の夢はなんだい
となりのリトルガール あまり欲張らずに生きてゆくけど
となりのリトルガール 傷つくことも恐れないで
こんな感じだったようです。
こっからあの名曲に変えていくところもすごいですけど、ダメ出しして変えさせた音楽プロデューサーもすごいと思いました。
素晴らしい曲もさっと作る天才と思っていましたが、いろいろ良いものにしようとみんな頑張っていたんですね。
ちょっとカリスマと言われる人でもそういった人間味が垣間見れた気がしました。
曲の歌詞の出来方を知らなかった方が僕の中ではカリスマのままだったのかもしれませんが、「ちょっと、おなじ人間なんだ、一生懸命頑張って、もがいて良いものを作ったんだ」というところに変に共感を覚え、より親密感が増しました。
音楽って、その時代を思い出させてくれるんですよね。
良い曲ってそれを聴く人の感性と共感して、それぞれの思い出を盛り込んで完成されていくものなんじゃないかと思います。
だから聴く人によって同じ曲でも、それぞれその人のオリジナルの「人生のサウンドトラック」になるんですよね。
皆さんもいろんな思いの詰まった曲ってあるんじゃないでしょうか・・・