最近新型コロナの抗体検査の話がチョロチョロ出てきました。
新型コロナウイルスに感染した既往があるかどうかがわかる検査です。
一般的に抗体を持っていたらもう感染しないと思われていますが、正確には抗体の量によっても違うようで、どの程度の抗体量を持っていたら再感染しないかまだよくわかっていないようです。
ちょっと前、武漢でこのウイルスが出始めたとき、専門家?の方があまり大したことない、インフルエンザの方がひどいようなことを話していたように思いますが、まだよくわかっていないウイルスのことをよくもまあ、言えたもんだったんですね。
てっきりある程度分かっているから言ってるのかと思っていました。大ウソだったわけですね。
今となっては仕方ないことですが、そう考えると以前テレビで感染症の専門家といわれる先生と山中教授が対談形式でやり取りされていて、専門家の先生が「10人のうち移すのは2人程度で、それ以外は移さない」とか言っていたように思いますが・・・山中教授が「そのウイルスの差はどこにあるのですか?」と質問されていました。が、感染の専門家の先生は「それはまだよくわかっていません。」という答えでした。
そこで疑問ですが、よくわかってないのに20パーセントしか感染しても移さないというのは統計的にってこと??それか把握できているのがそれだけということ?それともその当時は(今もですが)PCR検査していないから感染しても症状が出てない人は調べてないので感染者とは見なしていなかった?ってことでしょうかね?なんだか話が「素人か」と突っ込み入れたくなるようないう説明でした。
最近、慶応大学病院の発表で新型コロナではなくて別の病気で入院してオペが必要な患者にPCR検査すると約6パーセントの人が陽性だったという話がありました。また抗体検査を始めた東京のクリニックの先生がテレビに先日出て話をされていましたが、調べに来た人が確か60名弱で6人くらいが陽性だったようで10パーセントくらい?と思ったのを覚えています。
そして今日のニュースでは以下のような記事でした・・・
米ニューヨーク(NY)州のクオモ知事は23日、新型コロナウイルスの抗体検査を州内で3千人に実施した結果、13・9%が陽性だったという暫定結果を公表した。感染が深刻なNY市の陽性率は特に高く、21・2%だった。
全人口の約20パーセントですよね。外出規制されていても全体の20パーセントが感染していたということになるんですから、接触した人が20パーセントしか移さないなんてことはないんじゃないでしょうかね。
よくわかっていないウイルスのことをいい加減に軽々しく言ってほしくなかったですよね。
もうここまで拡がると知らないうちに無症候性キャリア(感染しても症状が出ない人)で知らないうちに抗体を持つようになるのを祈るしかないんでしょうかね・・・という気もします。
ワクチンができるのが早いか、免疫が自然に獲得されるのが早いか・・・どちらにしても、免疫力を下げないように生活することを心がけましょうね。