多様性の時代?

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個人個人の趣味や思考はホント様々で、「これが当たり前だろう」と思うことが統計とってみると全然違ったりすることがあります。

オリンピックを開催することについても全員が反対っていうわけでもなかったでしょうし、全員が賛成でもなかったわけです。

ですから全員の意見をすべて取り入れて聞くことなんて無理なんですよね。

ですが、まあ医学的にというか、科学的にというかそういうものはほぼほぼ治療のいくつかの方法の選択はあるでしょうけど半々っていうことは無いと思います。治療して治すのと治さないのと半々に割れるなんてことはないと思われます。

ですが、中には手をかざしたら治るとか、身体にメスを入れるとはけしからんという方もいらっしゃるのも事実です。まあそこまでいかなくても、歯石を取りたくないとかいう方もいらっしゃるのも事実です。

昔、お口の中の清掃をしてくれと言われたので、歯石を取りました。そうすると「歯がつるつるになって気持ち悪い、元に戻せ」と言われたことがありました。

ざらざらした感じが好みだったようです。笑

流石にこうなってくると多様性の時代というにしても対応できかねることもあります。もちろん無理やり治療したりすることなんてありませんから、それは説明して治療しなければいいわけですから問題ないですが、全員に合う治療というのも無理だなと思いました。

医学的や科学的でないことは出来ないと言った方が良いかもしれませんね。

結構よくあるのが、かぶせ物が割れているが虫歯じゃなかったら治したくないっていう方ですかね・・・前歯のかぶせ物が割れてても気にならないのかと心配ですが・・・これは治療しないと済みますが・・・

困るのが、一本の歯で隣の歯との間のところと噛み合わせのところが虫歯になっている方で、前の歯との間は治したいが奥の歯との間のところはそのままでいいと言われるのは困ります。さすがに虫歯の歯を治療するのに悪いところを無視して置いておくことは医学倫理的に出来ないからです。こういうのはどうかご理解ください。

長年診療してるといろんなケースに出くわしますね。

まあ滅多にいませんけどね・・・笑。

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