昨日のニュースで東京医科歯科大学(医科歯科大)は1月17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査で多くのウイルスコピー数を有し、周囲への感染を拡大する患者「スーパースプレッダー」の決定要因について明らかにしたというのがありました。
スーパースプレッダーとなりえる人を早期に見つけることが出来れば、感染予防には大きな手立てとなりますし、なにより、そういう因子を持った人がかからないように十分気をつける動機にはきっとなると思います。
それによると・・・
高血圧・糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症・関節リウマチ・がん・慢性腎不全・脳梗塞・心疾患・呼吸器疾患・アレルギーといった既往歴についての調査が行われ、さらに年齢や性別、喫煙歴で調整された上で分析が実施されたということです。
主な既往別の既往のない人との違いは
- 関節リウマチ患者:1659.6倍
- 脳梗塞患者:234.4倍
- 糖尿病患者:17.8倍
関節リュウマチの人ではこんなに違うんですね、驚きです。
血小板とCRP(体内で炎症や組織障害が起こると増加するタンパク質)が低い患者は、高いウイルスコピー数を有するそうで、それらが低いと免疫機能がうまく働かないのでしょうね、それで侵入したウイルスが簡単に増殖してしまうと言ったところでしょうか。
こう考えるとオミクロン株も健全な人では重症化しないかもしれませんが、有病者では重症化しやすくもあり、その人がかかってしまうと周りにウイルスをバラまいてしまうスーパースプレッダーになる可能性が高いということです。
やっぱりそれを考えると安易にかかっても大丈夫とは言えないようですね・・・
もちろん有病者にならないように日頃、運動したり、食事に気を付けたり、節制も大事ということも言えると言えますね。