新学期も始まりちょっと慣れてきた時期かと思いますが、もうすぐ大型連休をひかえていますね。
今年は10連休なんてところも多いのではないでしょうか。
まあ休みはあっても今からではどこも宿が取れないし、それにものすごく高い!
ゴールデンウィーク、お盆、正月など4倍や5倍になっていることありますもんね、あれ何とかなりませんかね?
どこか行けるとしたら、仕事やめない限りその時しか行けないですもんね。
休日に診療しても4倍、5倍なんて法外な値段とれるわけないのに(もちろん保険制度で一律決まってるので休日診療加算程度しか取れませんよ。笑)、まあ需要と供給なんでしょうね。
それでも何とかしてほしいとずっと思っている次第です。
まあ前置きはさておき、今日はメンテナンスのお話を・・・
最近は昔と違って定期健診に来られる患者さんが増えてきています。
私が山口で開業した20数年前はほとんどいなかったですからね、歯科医師会や地域の歯科医院さんの地道な歯科医療の啓蒙活動の成果でしょうか?良い傾向です。
山口県の防府市で開業していた時、学校医をやらさせていただいていたのですが、毎年健診の後、先生方やPTAの人たちとの研修会がありまして、聞かれていたことが「先生、今年は虫歯の生徒の数はどうでしたか?虫歯を減らすためにはどうしたらいいですか?」という質問がほとんどでした。
昼休みに歯みがきをすることも推奨したのですが、「手洗い場が確保できないので無理」だとか、「歯みがきをしていると少数派なのでいじめられる」なんて言うおかしな理由もありました。そんな時代です。
フッ素塗布なども反対する父兄もいて小学校も廃止になったのではないかと記憶しています。
「フッ素も歯ブラシもせずに虫歯を減らせ?」が学校歯科医の使命?
禅問答のような話でしたので、一度反対に質問してみました。
「虫歯がいっぱいあったので一生懸命歯科医院に通って虫歯を全部治した生徒がいます。そのあとこの生徒は安心して、今までと同じ生活をしていきました。数年後さてどうなると思いますか?」
虫歯を治したので虫歯にはならない・・・」そういう返事が多かったのを覚えていますが
そう信じたい気持ちはわかりますが・・・・、そうではないでしょうね。
虫歯を治しても最初の状態に戻っただけで、同じ生活同じ習慣を続けていれば同じ年月経てば、また同じような虫歯になると思います。
「原因があってなるんです、何か変えないと。他力本願じゃだめです。生活習慣や、ブラッシングの仕方や、採っている食物や飲料など人によってさまざまです。どれがいけなかったのか。それを見つけ出して、考えて指導していくのも歯医者の仕事。でもそれを実行するのは皆さん方しか出来ません。いっしょに治していきましょう。」とお話したことを覚えています。
当時としてはあまりピンと来ておられなかったようですが、だんだんとそういう時代になってきていると思います。
それにはやはり定期的に健診をしてチェックして悪いところを治したり、危ないところを指摘したり、定期的にブラッシングで取れない歯石をとったり、古くなって風化してきた材料のところを補修したりと細かなメンテナンスが必要だと思います。
早期発見すればすぐに治療も終わるので良いことずくめです。
どうぞ、治療だけに歯科医院を活用するのではなく、もう一つの大切な仕事もさせてくださいね。
大型連休前に定期健診をお勧めします。
お電話は 082-258-4618 まで