明日10月7日(木曜日)はインプラント研修会の集まりで午後の診療は午後4時までとなります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
ところで真鍋さんがノーベル賞受賞しましたね。おめでとうございます。
受賞した時の感想を朝日新聞デジタルニュースによるとこうおっしゃっていました。
「研究を始めたころは、こんな大きな結果を生むとは想像していなかった。好奇心が原動力になった。後に大きな影響を与える大発見は、研究を始めた時にはその貢献の重要さに誰も気付かないものだと思う」
好奇心が彼を動かす原動力だったんですね。誰かに言われたからやるんじゃなく、知りたいという好奇心、なるほどと思いました。
また活躍の場をアメリカにされていて日本に帰られていませんが、なぜ帰らないのかをこうも述べておられました。
「日本では、いつもお互いのことを心配しています。とても調和の取れた関係性で、うまく付き合うことが最も重要なことの一つです。他人に迷惑をかけるようなことはしません。日本人がイエスと言っても、それは必ずしもイエスを意味しません。ノーを意味することもあります」
「米国ではやりたいことをできる。他人がどう思おうが、私は気にしません。実際のところ、他人を傷つけたくはないけど、彼らが何を望んでいるのかは知る由もありません」
「米国での暮らしは素晴らしいと感じます。おそらく、私のような研究者は好きなことがなんでもできる。使いたいコンピューター、欲しいものはすべて得られました。私は調和の中で暮らすことはできないものですから、それが私が日本に帰らない理由です」
研究者にとっては自分の好奇心で突き進むことが出来るアメリカという環境がピッタリだったんだなと思いました。
日本の良いところもありますが他人に気を使わないといけない、自分の欲求を殺さないといけないという相反する面もありますね。
どちらも大切だと思うのですけど、難しいです。結局はどこに自分が重きを置いて生活するかですね。参考になりました。
それにしても、いつまでも探求心をもっておられる先生は90歳という年齢を感じさせませんね。こんな歳の取り方をしたいもんです。