日本では新型コロナウイルスの感染が今のところ抑えられていますが世界的に見るとオミクロン株の拡大が拡がってすごいことになってるようです。
トヨタは、東南アジアの感染再拡大で、部品の調達が難しくなっていることと、国内の物流の状況がひっ迫していることを理由に工場の一部を稼働停止しているようですがそれを拡大するとのことです。
おそらくトヨタだけではないでしょうから、結構深刻な状況ですね。
日本の重症率が低いのはがよくわかっていなかったようで、何かよくわからないファクター、ファクターXなるものがあるのだろうと言われてきました。
最近理研がそのファクターXの一部だろうというものを解明したようです。
TBSニュースから抜粋してみます。
理研で「風邪を引き起こす従来のコロナウイルス」と「新型コロナウイルス」のエピトープを調べたところ、「極めてよく似たエピトープ」があることがわかりました。さらに、そのエピトープは日本人の6割近くが持つといわれるHLA-A24型によく結合することもわかりました。HLAは細胞の表面にあって、様々な種類があり、免疫に深く関わっている物質です。このためHLA-A24型を持っている人は、新型コロナの抗体を持っていなくても、従来のコロナウイルスの記憶を持つキラーT細胞が速やかに活性化して新型コロナウイルスを攻撃するため、感染や重症化が防げたのではないかと理研では見ています。ちなみに欧米ではHLA-A24型を持っている人は1割から2割だということです。
太古の昔から冬にはよく風邪が流行っていたのでそれに強い遺伝子を持つ人が生き残っているというのが日本人がHLA-A24型を持っている大きな理由なんでしょうね。
まあそれでも世界中に広まるとグローバルな時代なので部品が作れなかったり、物流が止まったりするので影響は多大になるってことですね。
なかなか他人ごとではないですね。