歯周病治療の前提条件

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

相変わらず連日新型コロナウイルスの話でニュースは持ちきりですね。

早く終息のめどが立ってほしいですが、まだまだ拡がりそうです。

目が離せませんね、マスクも品薄だそうで診療用のマスクも業者から入荷がいつになるかわからないとのことです。

 

さてお話変わりますが、歯周病治療についてなんですが、歯周病とはお口の中の細菌である歯周病菌によって引き起こされる感染症です。

お口の中にはものすごい数と種類の細菌が居ますが、人によってその細菌の種類の割合や分布は違っています。

腸の中の細菌と同じように善玉菌と悪玉菌があり、歯周病や虫歯を引き起こす細菌が悪玉菌ということになります。

治療するには、歯周病の菌や虫歯の菌を増やさないようにするためにはその栄養になる食べかすやそれといっしょになった細菌の塊である歯垢をできるだけ取り除いていかないといけません。細菌はさまざまの種類が集まって増殖しコロニーを作っています。

治療の始まりは、まず日々のブラッシングで溜まった歯垢を取り除くことです。

細菌の数をゼロにすることなどできませんからどうしても時間がたつと増殖していきます。

それゆえいくら歯科医院で歯垢を除去したとしても日々のブラッシングなしで、しかも食事後に食べかすなども詰まったままの状態では歯垢はどんどん増殖していきます。

歯周病菌などは歯垢がたくさんついている状態だと空気を嫌う嫌気性菌なので歯垢の積み重なった下のほうでは増殖する条件がそろっていますから増えていくということですね。

「チマチマ面倒だから歯ブラシ出来ない」と言われるとどういうことになるかと言えば・・・

治らないどころかどんどん悪化していきます。そして抜かないといけない状況になります。

 

「チマチマ」なことですがその細かいところまで「チマチマ」磨いて汚れを取ってあげることが前提条件ってことですね。

細菌は電動の歯ブラシや音波ブラシも出てますのでブラシの動かし方の「チマチマ」は機械でやってくれるのもありますのでぜひ頑張ってみてください。

たかが「チマチマ」ですが大きな前提条件です。

習慣になれば大したことのない習慣ですからね、頑張りましょう!

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加