遺伝子のお話

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人間の可能性は何で決定されるのだろうか?ふとそんなことを考えたとき、遺伝子の話を思い出しました。

 

村上和雄・筑波大学名誉教授が書かれた本によると「すべての人間の遺伝子は99.5%が同じ」で、「人間の細胞一つの中には32億個の遺伝子情報が詰め込まれている」そうです。

すべての人の遺伝子の99.5%が同じならば、優れたオリンピック選手のような才能ある人と凡人の違いはどこにあるのか?そう考えたくもなります。

先生の考えによると「人間の遺伝子の98%は眠っていて、潜在能力が引き出せない状態」になっており「その眠っている遺伝子のスイッチをオンにすれば、自分の金メダルがとれる」とのことです。

すなわち、遺伝子は同じでもその遺伝子を働かせてるか、眠らせているかの違いによって差が生じるということらしいです。

 

遺伝子のスイッチをオンにする。どうやらそれがキーワードになるようですね。

 

では遺伝子のスイッチをオンにするってどうすればいいのでしょうか?

 

村上氏は、良い遺伝子を目覚めさせる方法として①明るく前向きに考える、②環境を変えてみる、③人との出会いを大切にする、④感動する、⑤感謝する、⑥世のため人のために生きるの6つの行動を挙げています。また、「チャンスは待っていても来ない」とし、「現状をチャンスに変える」ことの必要性も説いています。

さらに、「高い志を持つこと、喜びを多くの人と共有すること、自分たちの仕事が世の中のためになるという熱き思いや意識を持つこと」が遺伝子を「オン」にするための心構えとしています。

 

簡単に言えば、プラス思考に考えて、自分のためにじゃなくみんなのために、志を高く、日々感動しながら、喜びを分かち合いながら生きるということでしょうか・・・

 

何か宗教めいた話ではありますが、人間には、いまだ作り得ない生命を作った奇跡的な遺伝子の研究を続けていくとどうしても「Something Great」な存在を考えれざるを得ないと言うことを述べられています。

 

遺伝子のスイッチをオンにして生きるためには心でしか感じることのできない何か特別なものが必要なのかもしれません。

 

逆に言えば心で感じることのできる、心を震わせる行動を、あるいは考えをもって生きていけばその可能性が拡がるのかもしれません。

 

人間の、いや、生命の遺伝子の設計図を作った「Something Great」な存在を感じることができる心をもって生きていればそのスイッチを入れる方法を自然と教えてもらえるのかもしれません。

 

謙虚にすべてに感謝し、努力することが近道かとそう思う今日この頃。

 

うーん、もっと物理的な行動かと考えていましたがどうやら精神的な行動がカギを握っているのかもしれませんね。

難しいですね・・・

 

 

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