治療期間について聞かれることがありますが、この前お話した保険の縛りを抜いたとしても、型を取って詰め物を作ったり、かぶせ物を作ったりする場合は最低一本につき2日はかかります。
光重合レジンと言われる白いプラスチックのような詰め物だけの場合は一日で完結することが多いです。
神経の治療が必要な歯の場合、その治療を終えてかぶせ物を作ることが多いのですが、最低4回はかかると思っておいた方が良いです。
1:神経を取る
2:神経の管の中に最終的な薬を詰めて、土台の型を取る
3:土台を付けて、かぶせ物の形成をして型を取る
4:かぶせ物をセットする。
こんな具合です。型を取って技工所に出して作ってくるのにも何日間か、かかります。
一度に何本もできるかということですが、基本的に噛み合わせを確保して治療しなければならないのであまりに多くの本数を治療するのは出来ないと思った方が良いです。
ですので10本以上虫歯がある人が2週間ですべて治せと言ってきたとしてもそれは「無理です」とお答えするしかありません。
抜歯が必要になったときは抜歯したところの歯茎が治癒して形が変わらなくなるまで3カ月くらいかかります。
抜歯して次の週までに治せと言われてもそれは無茶な相談です。
「明日までに傷を治せるのなら可能でしょうが・・・それは無理でしょう?」と答えるしかないですね。笑
削って埋めるだけではないので、身体が修復していくのを待つこともありますから絶対にこの日までにできると確約が出来ないのが病気の治療というところでしょうか。
削って埋める工作とは違ったところでしょうか。
年末なので皆さんお忙しいでしょうが、ご理解くださいね。