お知らせ

おかげさまで2周年!!

 

昨日4月12日で広島に開業して2年が過ぎました。

山口県の防府市で21年開業していましたので2年なんてあっと言う間な気もしますが、結構長かった気もします。

これからもまだまだ先は長く道半ばと言った感情の方が勝っています。

まだまだやらないといけないことや、やりたいことは山済みです。これからもますます研鑽して質の良い治療や最新の情報を提供していけたらと思っていますので今後ともよろしくお願いします。

先日防府で診ていた患者さんがJリーガーになったと昔のスタッフから連絡が入りました。

いつの間にか時間が過ぎてきた感じですね。

なんだか自分だけ時間が止まっている感じがしますが、鏡を見ると着実にそうでもないようです。笑

時間はみな平等ですがどう生きるかが大切なんだと自分に言い聞かせている今日この頃です・・・

桜吹雪に愛でられて・・・

 

毎日初夏のような日差しですね。

「春うらら」というより蒸し暑いって感じです。

 

昨日もすごく天気がよくてお花見びよりでした。

 

あっという間に満開になって、今日はもうかなり散り始めてきていますね。

 

写真は山口県防府市の向島のテニスコート近くの公園です。

 

 

 

 

 

普段テニスコートにしか縁がありませんが、この季節はお花見しながらバーベキューでもしていっぱい飲みたい気分になりますね。

 

 

四季の移り変わりはなんとも粋なものです。

 

 

新年度が始まって新しい環境への期待とちょっとした緊張を持った不安感とが入り混じった季節・・・

パッと咲いて華やかだけれどもサッと風に吹かれて物憂げに散ってゆく桜の花・・・

 

この風景と気持ちがシンクロして、まさしくこの季節にピッタリの風情ですね。

 

春風に舞う、桜吹雪に愛でられ・・・

いろいろな思い出が浮かんでは消え・・・

ちょっとほろ酔い気分と相まって、泡沫(うたかた)の夢のよう・・・

 

ちょっとそんな気分でした。笑

 

桜の季節ももう少しです。存分に楽しんでくださいね。

健康的な食生活について

 

ネットで気になるニュースを見かけました。

米ロサンゼルスの裁判所が米コーヒーチェーン大手スターバックスなどの販売業者に対してコーヒーに発がん性成分が含まれているとの警告を表示すべきとの判断を下したそうです。

コーヒーに含まれるカフェインに健康効果があるとの研究報告もあり、判決は論争を呼びそうだとのこと。

なんでも裁判になっちゃう米国ですが、どうなんでしょうかね・・・・

 

個人的な意見を述べさせていただくなら、発がん物質なんてたくさんあるわけで、ひとつだけ取り上げても意味が無いような気がします。

 

何でも薬になるものは量によっては毒にもなるわけで、極端にそればかり摂るとか、そういうのが一番いけない気がします。

 

良いものも程ほどに、いろんなものをまんべんなく摂ることが大切で全部ひっくるめてバランスが取れている事が大切なのではないでしょうか。

 

同じものをいつも食べていたりするとアレルギーの原因になったりもするようですし、いろいろなものを好き嫌いなく摂ることが一番健康的な気がします。

 

季節の食材をいろいろな方法で頂くのは楽しみでもあり、健康にも良いんですね。

ジャンクフードも美味しいですが、程ほどに!

いろいろなものを食べて健康に生きたいと思います。

猫のお口の中のお話・・・

 

猫のお口の中

今日は猫のお口のお話。上の写真は家のトラちゃんのお口の中です。

 

猫は人間と違った歯の形をしています。人間の場合奥歯は磨り潰す役割をするために臼のような形をしていますが、猫の場合は奥の歯は尖った歯になっています。
 


人間と違って猫は食べ物を磨り潰してもぐもぐ食べるようにはなっておらず、奥歯で切ってある程度の大きさにして丸呑みしているのです。

前歯は獲物の皮や毛を取り除く役割をし、奥歯と前歯の間にある長い歯は獲物を捕まえるときに使い、奥歯は食べ物を大まかに切って小さくする役割をしています。
そのために人間と違って噛むということをあまりしないのです。

また舌も細かいトゲトゲがたくさん付いています。

これは乳頭と呼ばれるもので人間にも柔らかい乳頭はありますが、猫はこれが尖って硬くなっています。
毛づくろいのブラシの役割をしたりだとか、物を絡め取ったりだとかの役割をします。

人間のように箸やフォークを使えないのでその代わりに舌についた乳頭がその役割を担っているんですね。

今考えたんですけど、猫の舌ってそのザラザラで歯ブラシの役割もしているんじゃないでしょうかね?
(犬の舌は柔らかいので猫より歯みがきが必要なのかも・・・)

人間ほど磨り潰したりしないので物が挟まったりはしにくいですし、少しの汚れ程度ならこの乳頭で取れてしまうような気がします。獣医ではないのでよくわかりませんけど(笑う)。

まあうまく出来てる気がします。

人間には手がありますので皆さんしっかり歯磨きしましょうね。猫じゃありませんから。
 

それではまた。

 

診療報酬改正

 

3月24日土曜日と3月25日日曜日に保険の改正の説明会に行ってきました。

今回は大幅な改正ですね。

それにしてもこんなにややこしくなって、提出書類も増えるなんて本当に参ってしまいますね。

保険医協会の方と両方聴きましたが、二回聞いても複雑怪奇です。

診療の内容は大して変わっては無いのですが、提出書類ばっかり増えて、こんなの何のための診療なのかわからないなぁと言うのが正直な感想ですかね。

どんどん理想とかけ離れていいってる気がします。せめて単純に材料代だけでも上がった分は上げてもらわないと。

まあ、決められた規則のうちでしか出来ないことをやるしかないってことですけどね。

消費税増やすんならちゃんと約束どおり社会保障を充実させてくれないと納得いかない思いなのは、ドクターみな同じでしょうかね。

3月24日土曜日の診療時間

本日3月24日土曜日は4月の保険点数改正の説明会がありますので午後4時までとさせていただきます。

3月27日火曜日は朝9時より平常通り診療いたしますのでよろしくお願いします。

3月25日日曜日も午後6時より中国四国厚生局の保険改正の説明会があります。今回は大幅な改正のようでしばらくはバタバタしそうですね。

 

なかなか患者さんのための改正になれば良いのですが、さてどうでしょうか・・・

すべてベストな診療が出来たら良いのですが、すべて自費でとも行かないのが現実でたとえ保険診療でも理想に近づいた診療を行っていきたいと思っています。

数学は将来必要?と言うお話

 

 

数学は将来必要?って言うお話。

先日居酒屋で飲んでいるとお隣さんの話が聞こえてきまして、ちょっと気になったのでそのお話を・・・
 

 

そのお客さんが言う話を要約するとこうです。
 


『数学なんか勉強しても大人になったらそんなものただの一回も使ったことが無い。だからそんなもの勉強してもまったく意味が無い!』と言うことでした。

 

 


確かに数学そのものの方程式などは私も今まで社会人になって使った覚えはありませんし、いままでたくさんの人が同じようなことを言っていた記憶はあります。

ですが、本当に意味が無いのでしょうか?

そんな意味の無いことを中学校、高校で学ぶでしょうか?
 

 

実は私が高校生の頃の何かの授業のときに

『将来、君達に子供が出来て「数学はいったい何のために勉強するの?こんなの使わないよね?」って聞かれたときに何と答えて、その子を納得させますか?』と言うディスカッションをすることになったことがありました。

皆は『大学進学のため』だとか

『試験に合格するため』だとか

『自分がなりたい者になるためには試験がある。それに合格しなければなれない。たとえ将来使わなくても、数学は必須科目なので勉強しなければ仕方が無い』などといった意見が大半でした。

本当にそうでしょうか?そんなことで納得するでしょうか?
 

 


私は今はこのように考えています。

数学そのものは使ってないが、数学の考え方、「秩序立てて論理的に物事を判断し、結論を導き出すこと」は常に使っている気がします。

数学とはその考え方を学ばせる、練習させる学問なのではないか?

理屈が間違っていると絶対に答えが合わないですし、
考え方が正しければ答えがひとつに決まるので、論理的に物事を考えるということを練習するには最高のトレーニングでもあるのではないか?

新しいことを考えていこうとするとき、どうしてもカンとかセンスだけの再現性の無いことでは到底任せることは出来ません。(もちろん新しい発想、考え方を生み出すにはカンとセンスは重要ではあります。)

例えばロケットを飛ばすのに『なんか飛べる気がする・・・』では任せられませんよね?

今までに無い新しいことを考えたりするには少なくとも数学の問題を解けるだけの論理的な考え方が出来ないと到底その先にあるものなど解くことは出来ないし生み出すことは出来ないのだと思います。

新しいこと、特に技術の発展は昔からの考え方がベースにあり、その理論の限界をなんとかしてクリア出来たときに進んでいきます。そのときに論理的な考えが出来ないと到底新しい考えが正しいなどと証明できないのです。

そういう次世代を担う人材はそのような考えをトレーニングしておく必要があるのだと思います。

たとえ数学の公式など忘れてしまっても、そこで学んだ考え方を理解していれば、何年か後にそれを読んだとしても、その考えは理解できるし導き出せると思います。

別に公式などどうでも良いのです。考え方だけ鍛えていればその考え方は常に使っていけるのですから。

まあその考え方を刷り込ませるにはかなりの練習が必要で、結局勉強しないといけないのですけどね。笑

受験で悩んでいる中学生、高校生もいると思いますが、間違いなく数学の考え方は役に立ちますのでしっかり今のうちにトレーニングしておいてくださいね。きっと役に立ちますから。
 

虫歯、歯周病予防の秘密兵器!

 

 

このたび、以前も紹介したことがあります、むし歯菌や歯周病菌の増殖を抑えるL8020乳酸菌、これを簡単に摂ることの出来るタブレットが出ました。

食後に1粒ずつ食べるのがお奨めです。

以前からありましたが今回は歯科専売ラクレッシュプロです。L8020乳酸菌が一般販売品のなんと2倍!!
 


以前のラクレッシュのマウスウォッシュは私もいつも使用してますが、今回はより摂りやすくなりますね。
 


腸内と同じように、お口の中にはたくさんの細菌がいますが、その細菌の種類が虫歯や歯周病の発病と大きくかかわっています。
 


虫歯や歯周病の無い人の口腔内細菌の分布に近づくように日ごろから善玉菌と言われるL8020乳酸菌を摂って口腔環境を整えましょう!
 


お口の中がなんだか粘っこいと感じる人は使ってみることをお奨めします。

ドライソケットについて

ドライソケットについて

 

 

抜歯後の治癒の仕方は以前お話したこともありますが、歯を抜いて穴が開いて骨が露出したところは血餅と言われる血の固まりで覆われます。

 

血餅が取れて骨が露出して感染している状態のことをドライソケットと言います。

 

血餅には役割があって、それが残っていることによって傷口を保護し感染から守っているわけですが、抜歯後にうがいを頻繁に行ったりして血餅が取れてしまうと感染のリスクが増します。

 

血餅の上のほうはどうしても唾液で溶けますので少しくらいは血の味がしますし、つばを吐いたときに当日は血がにじむくらいはありますので気にしてあまり頻繁にうがいをしない方が良いです。

 

また、抜歯前に感染が慢性的にあった歯の場合、生体反応で慢性的にある感染から他のところを守ろうとして骨を硬くしてしまう場合があります。硬化性骨炎といいますがその場合は抜歯しても抜歯窩から出血せず血餅が出来にくいことがあります。その場合はわざと骨に穴を開けて出血させて新しい骨が出来るようにする処置をする場合があります。血が出ることは悪いことではなく、ある程度は出ないといけないんですね。

 

なお、他にも飲まれている薬によっても感染しやすかったり、全身的な免疫力の低下によっても感染しやすかったりします。免疫力(抵抗力)には個人差がかなりあるようです。

特に高齢者の場合やアレルギー疾患が重度な場合は感染しやすくなるようです。

ここまでは予想がたやすく付くのですが・・・

 

 

基本的に保険診療の場合抗生剤の予防投与は出来ません。

 

心臓疾患のある患者などは特例で認められますが、感染の病名で無い転位歯、捻転歯などただの抜歯の場合抗生剤は認められません。

 

個人差があるのに医師の裁量は認められていないようです。(あまり言うとにらまれますので軽くこの辺で)

 

感染して初めて出せると言うわけですが、それも変な話だなぁと思います。

 

ですが、症状も何も無いのに薬を出すのもおかしいですし・・・判断迷うところです。

 

抜歯翌日に洗浄に来ていただくのが基本ですが、なかなか、仕事やらで来院できない患者さんもいらっしゃいますので、何も無ければほとんど大丈夫ですが、結構痛みがあっても我慢される患者さんもいらっしゃいます。

 

どうぞ我慢されなくて良いですから、お知らせください。

 

どうしても一般的な判断で薬を処方してしまいますので(それしか方法が無いのですが)、

その日の体調などによっても感染しやすかったりもまれにあるようですので我慢しなくて良いですからね。

 

 

 

 

睡眠と免疫力

 

 

睡眠と免疫力

私は昔からあまり睡眠をとりませんが、それでもあまり睡眠不足が続くと風邪を引きやすかったり、怪我が治りにくいと言った症状が出てきます。

いろいろ調べてみると、やはり睡眠と免疫力とは大きく関係しているようです。

 

免疫機構には細胞性免疫と液性免疫と呼ばれるものがあります。

睡眠不足がその両方を低下させるようです。
 

 


細胞性免疫とは体の中に入ってきた細菌を攻撃したりそれを取り込んでやっつける機能を持つ免疫細胞による防御機構のことです。ナチュラルキラー細胞(NK細胞)とか聞いたことあるでしょ?寝不足ではそいつの貪食能力が落ちるそうです。

もうひとつ免疫にかかわっているのが液性免疫と言われる抗体や補体などによる防御機構のことで、細菌にくっついて細胞性免疫を促したり、ウイルスや異物に結合して感染力や毒性を失わせる作用があります。

睡眠不足だとこの両方が落ちてくるので感染しやすくなったり、傷が治りにくかったりするようですね。(細胞の活性も落ちているので身体を修復するためのタンパク質の合成能力とかも落ちているのでしょう。)

 

ところが例外もあるようで一日二日程度のごく短時間の徹夜や睡眠不足によってはむしろ免疫力が上がると言うことがあるようです。

それは夜は休まるはずの交感神経が睡眠不足によって興奮し、ノルエピネフリンなどの神経伝達物質がたくさん出て、そのためにNK細胞活性が増大するのだそうです。

徹夜明けに妙にテンション高いときの状態ですね。補助エンジン始動!!みたいな、笑。

ですがそれはずっと続くわけじゃないですので休みましょう。

チョッ話が変わりますが、風邪を引くと妙に眠くなるときがありますよね?

 

それも免疫機構が関係していて、免疫細胞の出すサイトカインと言うホルモンの一種がその眠気の出現に関係しているとのことです。身体を休めろと教えてくれているわけですね、本当に人間の身体って上手くできていますね。
 

さて、免疫機構を低下させると言うことは・・・口の中の歯周病にも関係してきます。
 


寝不足だったり風邪引いたり、疲れて肩が凝ったときとかに歯茎が痛んだり、親知らずが痛んだり、したことありませんか?

普段は免疫ががんばってくれていて細菌の力と拮抗してますが、睡眠不足などの時には免疫力が下がりますから細菌の力が勝って症状が出てくるのです。

まあ、もともと細菌の力があるってことですから、普段気がついていなくても悪いところがあると言うことですので、ゆっくり寝たら治ったときも原因を除去しないとまた徐々に進んではいきますので定期健診をお奨めします。

 

最後に私が病気になったときにいつもやる回復法をお伝えしますね。

「ちょっとテニスして、美味いもん食って、笑って、寝る」

免疫力を高めるために少し血行をよくして、身体を温め、美味しいものを食べて、ニコニコ笑い話に花を咲かせ、後はぐっすり眠るというものです。

運動は体力無いと逆効果ですが、軽い運動は血行をよくして身体を温めるために良いらしいですよ。
 


昔から『風邪を引いてるのにテニス行くなんて!』といつも怒られて・・・

 

 

もう誰も心配してくれなくなりましたが、実はこういう効果もあったのです、と最近知りました、笑。
 


あながち私も間違ってなかったかなと・・・

あっ、この方法はあくまで自己責任でお願いしますね。笑