お知らせ

人は何のために生きているか・・・

 

 

「人は何のために生きているのか」

 

昔、私が若い頃、こんな疑問を持って悩んだ時期がありました。自暴自棄になったときなど自分ひとりくらい、居なくてもいったい何の意味があるんだろう?って言う具合です。

親に尋ねても、先生に尋ねてもいまいち何のために生きていくのか自分が納得する、あるいはそれを人に説明して納得してくれる明確な答えをくれませんでした。

あれから何十年も経ってふと、また考えたとき、そのときは自分は歯医者になっていました。

まあ職業的に言えば科学者の部類に入ると思います。カンや思い付きで物事を行うわけではなく、ちゃんとした理論があって、理屈があってそれゆえにこういう治療を行うといった具合で分析してエビデンスに従って行動するという大きな意味での科学者です。

その立場から考えると、生物学的に人間はなぜ生きているのかを考えてみました。

生物は弱肉強食です。優れたもののみが生き残る世界です、そのためには様々な環境に順応していく必要があります。そして少しずつ進化していく必要があります。ウイルスによって突然といったように少しずつではないこともあるかもしれませんが、とにかくそのときの環境に順応したものだけが生き残り種を進化させて残っていきます。

ここで言う優れたものとは頭が良いとか、腕力があるとか、そういったものばかりではありません、様々なウイルスに強いといった免疫学的に優れているとかも含まれると思います。

そういったものは外から見た外見とかじゃわかりませんし膨大な数の試行錯誤、失敗などを繰り返しながら進化していくものだと思います。

トライアンドエラーをものすごく繰り返して生物学的には進化していくのです。生物の可能性、その種の可能性を拡げて種として生き残っていくためには人の思いとは別に個々がいろんな環境で生きていく必要があるのです。最後には淘汰されていくかもしれませんが・・・

なんか寂しい感じもしますが生物学的には生きる意味はそういった感じでしょうか。

 

しかし人間には動物と違って肉体的な進化だけではなくそれプラス、知識でも進化していける可能性があります。ほとんど本題はこのところではないでしょうか?

 

たとえ、肉体的に劣っていたとしても知識で補って進化に貢献できるところはたくさんあると思いますし、医療なんてものはほとんどそういった先人たちの賜物であったといえるのではないでしょうか。

 

そしてもっとも大切なのはそういったことを後に伝えること、すなわち人とつながりコミニュケーションを取る事だと思います。

そのためにはいかにその知識や経験を伝えられていくかが鍵になります、そうじゃないとひのめを見ずに終わってしまいます。

人に説明しわかってもらうためのプレゼンテーション能力がものすごく大切だといえます。

 

ではそれを磨くにはどうすべきか・・・

 

いろんな人とつながりを持ち、人としゃべり説明する機会を多くもつことだと容易に想像がつきます。

 

結局のところ人と人との結びつきが進化の面でも大切で、人はそのつながり無しではここまで繁栄しなかったのではないでしょうか。

 

奇しくも人は一人では生きていけないと言う事を象徴していることかもしれませんね。

 

なんだか難しい話になってしまいましたが、簡単に言えば・・・

 

「人は人のために生きている」ということが私の結論です。

 

皆さんはどうお思いでしょうか? 笑

 

コタツとみかん・・・

 

患者さんから立派なみかんをいただきました。

 

お心使いがうれしいです。いつもありがとうございます。
 

 


コタツでのんびりしながらみかんをいただくのが、昭和の定番でした、笑

スタッフみんなで分けて持って帰っていただきまーす。

 

もうすぐ今年が終わりますね・・・いろんなことがありましたが、また来年も良い年でありますように・・・

ちょっとまだ気が早かったですかね?まだまだ年末までに間に合わせないといけない仕事がありますし、がんばりまーす。

 

 忘年会のシーズンですが飲んでそのまま寝てしまわないように!

歯みがきを忘れず健康な歯で美味しいものをいただきましょうね。

 

運気について思うこと・・・

 

 

 

運が良いとか悪いとか、日々生活していると、とってもラッキーと思う日と何をやっても裏目に出てしまう日がありますよね。

先日占いの本を読んだのですが、そこに書いてあった、なるほどなと思ったことを紹介します。
 

 


運気には波があるようです。ずっと良い事が続くといいのですが良いときもあれば悪いときもある。
 

 


その良い事と言うのも人によって考え方が違うので、あながち運気の悪い時期と言う表現が適切ではないかもしれないということです。
 

 


その人の本来生まれながらに持っている欲望(こうしたいとか、こうだったら幸せだな・・・)に向かって順調に進んでいるときを運気が良いといい、順調に行かなくなったときに運気が悪いというけれど、その時期と言うものは全体を12と考えるとその内の2の期間がそういう時期にあたりるそうです。全体の1/6ですね。

 


その期間というのは変化の期間であるので本来自分には無いと思っていた裏の自分の欲望が出てきて、ふだんの自分の考えではなかった自分が顔を出す時期にあたるそうです。
 


本来の自分の考え方では上手くいかないと思っていても、それとは逆の性格の考えからすると逆の考えが上手くいく時期だということです。

 

だからその時期はチャンスと思って、もうひとつの裏の自分を受け入れて人間としての幅を拡げる絶好のチャンスだから楽しもうということでした。

たとえば人との関わりが本来苦手な人がその時期にいきなりチームリーダーに抜擢されて人を引っ張っていかないといけない役を任されたとすると、その人にとってはとんだ災難だと思うだろうけど、本来とは逆の性格の、「人の前に立って目立ちたい、注目を得たいという性格」の裏の自分にしてみると絶好のチャンス到来なのです。

逆の場合もあります。いつも注目を集めて日の目を見ていたのに、突然上手くいかなくなり注目されなくなる・・・この方が多いでしょうかね?笑
 


その時期は自分を見つめなおす時期であり、今まで出来なかった自分自身の内面的な性格や裏方の仕事をじっくり行う時期であるということです。
 


そういう時期に人間の幅を拡げて、それも全体の1/6の期間ですからまた表の運気の期間がやってくるのでそれまでは裏の自分を楽しんだら良いと言うようなことでした。

自分の裏の性格、欲望、というのに変化する期間があるとあらかじめわかっていればそういう時期なんだと気持ち的に準備できるし違うことをやってみようと前向きに考えることが出来るのではないでしょうか。

本来占いなんてことは信じては無いのですが、でもそういった運気に波があり自分の人としての幅を拡げるためにいろんなことが周期的に起こるというのはなんとなく面白い考えだなと思い共感しました。
 

 


裏の運気を恐れて何もしないのではなく、それを恐れることなく楽しんで上手く生きていこうとすることはすごく良い考えだな・・・そう思いませんか?

 

りんごのお饅頭いただきました!

 

患者さんからりんごのお饅頭と鰹節(画像がない・・・撮り忘れました)をいただきました。

ちょっとりんごの香りのするお饅頭、スタッフと美味しくいただきました。

いつも気を使っていただきましてありがとうございます。

今年もあとわずかですが、がんばっていきまーす。

私の風邪撃退法・・・

今日は一段と寒くなりましたね。昨日の夜は雪もちらついてました。

こんなときは体調を崩しやすい時期です。気をつけましょうね。

 

今日は風邪の引き始めに私がどう対処しているかをお話しましょう。

風邪は上気道感染といわれるように喉、鼻の上気道から感染します。
 


おかしいなと感じたら私の場合はフィニッシュコーワなどのイソジンの入ったスプレーで消毒してます。うがいと同じようなものですが、簡単なのとその場で出来るのがいいです。これが意外に効きます。

あとはお茶を定期的に飲んで乾燥させないようにする、それとこのことはのどに付いたウイルスなどを洗い流してしまうという効果があります。

後はウイルスをやっつけるためには体温を上げることが必要です。
 


そのためにいつもよりエネルギーを摂ります。いろんな食べ物をバランスよく食べて、温かいものを摂ります。

そしてここがちょっと違うところ、軽い運動します。(あんまり軽くも無いか・・・)運動して熱を上げます。ですが汗を冷やさないようにそのまま風呂に入って汗をかかない程度に温かくして、いっぱい寝ます。
 

 


簡単に言えばいっぱい美味しいもの食べて、スポーツしてストレス発散、すぐに風呂に入っていっぱい寝る。ってことですかね。
 


風邪引いてるのに運動して風呂に入るなんてとよく呆れられましたが、汗かいて冷やさなければ良いらしいですよ。
 


体力がある人限定ですが・・・結構ちょっと熱が出てケロッと治ります。

ぜひお試しをとは言えないけれど・・・笑

師走の季節は・・・

今年もあっという間に12月を迎えました。

何かと、せわしい師走・・・

 

忘年会が目白押しではないでしょうか?

 

飲んで食べて、また飲んで・・・胃腸や肝臓も悲鳴を上げていますが、歯の方も悲鳴を上げています。(笑)

 

というのも食べたり飲んだりする時間がいつもに比べてずいぶん長くなります。

食べ物を食べるとその時間歯が溶ける事になります。

 

いつもなら唾液の作用で再石灰化して事無きを得るのですが、脱灰と再石灰化のバランスが崩れて脱灰のが優位になり少しずつ歯が溶けていきます。

 

虫歯に関して言えばダラダラ食べるのが一番良くないということです。

 

また年末はついつい深酒で寝不足、胃腸も弱っています、そうすると体の抵抗力も落ちてきます。

そうすると今までは体の抵抗力とバランスを保っていた(慢性化していた)歯周病も細菌優位になり悪化していきます。

このようにお口の中についても厳しい師走と言う季節。

 

ちょっとおかしいなと思ったら、早めにご相談ください。

年末年始 休診のお知らせ

年末年始のお休みについて

年末は12月28日(木曜日)12時までの診療となります。

12月28日(木曜日)午後から1月4日(木曜日)まで休診とさせていただきます。

1月5日(金曜日)9時より平常通り診療いたしますのでよろしくお願いします。

少し先になりますが、

1月13日(土曜日)学会出席のため9時から13時までの診療となりますのでよろしくお願いします。

年末年始、あわただしい日が続きますが体調を崩さないようにがんばりましょう!

生活習慣と歯周病との関係

 

 

生活習慣と歯周病との関係

 

糖尿病や、喫煙、睡眠不足、ストレスなどは歯周病のリスクを高めます。

 

歯周病を引き起こす歯周病菌は糖分をエネルギーとしてどんどんと増殖していきます。

糖分の取りすぎは肥満ばかりでなく歯周病のリスクも増大させます。

糖尿病になると下の図のように感染症を起こしやすくなり負のスパイラルを形成します。

 

 

 

食生活を改善して生活習慣病と歯周病を供に予防しましょう。

 

 

 

また、喫煙者の歯周病罹患率はタバコを吸わない人に比べ2倍から6倍に高まるといわれています。

 

また臨床的に傷の治りも雲泥の差があります。

 

 

あまり知られていませんが、タバコを吸った後の呼気(吐く息の中)にも有害物質がたくさん含まれます。

 

たとえば赤ちゃんが居るので換気扇の前でタバコを吸っていたとしても、吸った後しばらくはその吐く息からも同じ有害物質が出ているのです。

タバコを吸った後に赤ちゃんを抱っこすると赤ちゃんもタバコの有害物質にさらされているのです。

 

どうでしょう?恐ろしいですよね?

 

思い立ったら禁煙ですよ。

きっと後々やめて良かったと思いますから。

 

 

 

神の領域・・・

ワシントン共同によると遺伝子を自由に改変できるゲノム編集技術を使って、患者の肝臓の細胞にある遺伝子を直接操作する世界初の治療の臨床試験がアメリカのカリフォルニア州の病院で16日までに実施されたそうです。

 


体内の細胞の遺伝子を直接操作する手法は初めてだそうで、なんだかSF映画の世界ですよね。どのようにやる技術なのか興味があります。
 


細胞の分裂の回数を制御する遺伝子を操作できれば老いない身体が出来るかもしれませんね。それを何年も前から出来ると信じてる私ですが(笑)、だんだんと近づいている気がします。
 


しかし、一歩間違うと大変なことになってしまう危険性も秘めています。


細胞を体外へ取り出して改変して身体に戻す従来のやり方だとまだ細胞が改変されるのを確かめてからということも出来ますが、体内で行うとならばやり直しはききませんもんね。

楽しみであるような、怖いような・・・

神の領域に踏み込もうとしているのかもしれません、でも科学者の立場からでは確かめてみたい気もします。

これからも眼が離せません。

歯ぎしりについて

 

今回は歯ぎしりについてお話しましょう。

歯ぎしりの原因については詳しくわかっては居ませんがいろいろな要因が複合的に組み合わさっていることが多いようです。

たとえば、遺伝的要因や飲酒、喫煙、カフェインの過剰摂取、ある種の抗うつ薬の服用による副作用、そしてストレスなどが関係しているようです。

歯ぎしりは眠っている間の浅い眠りのときに起きることがわかっています。

人は睡眠中、浅い眠りと深い眠りを繰り返しています。深い眠りの時には筋肉は弛緩して動かすことは出来ません、休んでいる状態です。浅い眠りのときは脳は夢を見ている状態で情報を整理したりして働いている状態で筋肉の休んでいる状態も浅い状態で、反射によっても動く筋肉は抑制がはずれている状態です。それゆえに咬筋などが動き歯ぎしりを起こすと考えられているようです。

ポイントは眠りが浅いと歯ぎしりの原因になりやすいということです。

ということは・・・眠りが浅くなる要因が深く関係しているということです。

眠りが浅くなる要因には、ストレスが一番に挙げられます、それ以外に睡眠時無呼吸症候群、過度の飲酒、喫煙、逆流性食道炎なども眠りが浅くなる原因として考えられますので歯ぎしりの要因といえます。

眠っているときの噛む力の方が起きているときと比べても強い力がかかることがわかっています。それゆえに強い歯ぎしりを繰り返していると歯が磨り減ったり、ひどいときは折れてしまうこともあるのです。
また、歯ぎしりがひどい方の場合、楔状欠損といって歯と歯ぐきの境目の部分に応力が集中して歯質がもろくなり、ブラッシングの強いのとも合わさり楔状に削れていってしまうことがよく起こります。
それ以外には強大な咬合力に耐えるために骨隆起という骨のでっぱりが出来てしまうことが多いです。

治療にあたっては、まず浅い睡眠を起こす原因である睡眠時無呼吸症候群や、逆流性食道炎が無いか、ストレスの原因はないか、飲酒の制限や禁煙のアドバイスなど生活習慣の改善を勧めるようになります。

その上で歯を保護するためにマウスピースのようなスリープスプリントを作製することもおこなうことがあります。

歯ぎしりが気になるなぁ・・・と思ったら一度健診をお勧めします。