先週の土曜日に同期の先生とちょっと街に出ました。
福山で開業されていた同級生が心筋梗塞で急死したとのことで、なんだか寂しい思いでした。
結構この歳になると何人かの同級生の訃報を耳にするようになります。
同じ釜の飯を食って同じ時代を共に過ごした友人が先に逝ってしまうのはホントやるせない思いです。
ご冥福をお祈りいたします。
コロナの影響で久しぶりに会った同級生との再会がそんな悲しい報告だったのでちょっと、しょんぼりしてしまいましたが、ちょっとお酒を頂いて久しぶりに近況を語り合いました。
この職業についていると冷静でいないといけない状況に慣らされます。
話は変わりますが、数年前も同級生の末期がんの宣告を聞かされた時がありました。
彼は大学の教授をしていて、がんの治療法である分子標的薬の研究をしていました。
その方面の第一人者と言ってもいいでしょう。
そして余命いくばくもないときですが、彼の講演を同級生が開きました。
みんな集まって分子標的薬の最新の研究成果を講演してもらいました、その研究は彼の治療の経過でもありました。
結局そのあと一時寛解したのですがまた悪化して・・・
再発した時の資料等もみんなに公開されました。
「ここまでしかこの研究は続けられませんでした、みんなに研究の成果を発表させていただく場を設けていただいて感謝してます。ありがとう。でもここまでです、ごめんなさい・・・」
そう言って深々と頭を下げていたのを覚えています。
そういう中でも同期のみんなは「素晴らしい研究成果を発表していただいてありがとうございます。」と拍手を送っていました。
私以外誰も泣いている者はいない・・・なんと冷静なんだろう・・・
そう思ったのを覚えています。
私は耐えられなくて、一人酔っぱらって、「ごめんなんて言うんじゃねーよ!
おまえらしくねー!まだまだ頑張ると言えや!」と一人ぐちゃぐちゃでした。
みんなの冷静さが良いのか、感情を出した僕がダメなのか、今でも答えは出ません。
ですが診療しているときはどんなことがあっても冷静を保つ必要があるのは確かです。
でも心の中はみんな同じだったのかもしれないと思います。
本音と建て前っていうのは難しいですね。
さて暗い話はこれくらいにして・・・
美味しいお店のご紹介です。
最近オープンしたお店です。
十麺十色さん
東戎通りのビルの6階にある夜8時から明け方4時までのお店。
魚介系のラーメンです。
気になったのでお店の方に聞いてみるとラーメンふじもとさんからの系列のようです。
似てるなぁ・・・と思って酔った勢いで聞いてみました、笑
結構濃いめのスープでしたが、懐かしくて美味しかったです。
夜しか空いてないので飲みに出た時の締めにというところでしょうか。
ビルの6階でテラス席もあるおしゃれな感じでした。
メニューはこんな感じです。
お勧めです。